ごほうびサウナ

ひと仕事終えて、自分へのご褒美。ごほうびサウナというわけで、サウナセンター大泉に行ってきました。サウナーに知られた名店はいくつかありますが、中でもここは老舗。

実は、私は今回が初めてです。この大泉というのを、ずっと地名だと思っていたくらいですが、大泉学園ではなく鶯谷の近くにあります。

さて玄関では何故かガンダムがお出迎えです。カウンターの中には意外にも若めのおねえさん。鶯谷小町と言ったところでしょうか。

そして当店も日本サウナ・スパ協会の加盟店ですから、刺青のあるお客さんはお断りです。私の前のお客さんはそのことを知らずに入店したみたいで、一度払ったお金を返す返さないと、さっきのおねえさんとひと悶着しているのを横目に、ロッカー室へ。

ここは1階がロッカー室、浴場は6階というつくりになっています。まず下で館内着に着替えてから上に行くわけですが、特に今のような季節だと、汗ばんだ体の上に館内着を着るのは、あまり好きではありません。敷地が限られているので仕方がないのですが、その点、楽天地スパやスカイスパのようにロッカー室と浴室が隣り合っているのは天才的な設計だと感心せずにいられません。

肝腎のサウナですが、90度以上の高温なのに体へのあたりがやわらかい。そしてサウナストーブに積まれた石は、北海道上富良野町の十勝岳の石だそうです。サウナストーンの原産地表示をしているのは初めて見ました。この石のせいか、ロウリュでアロマ水をかけた時に水が蒸発する音が、実におだやかなのですね。

サウナ室内のテレビでは高校野球。不思議なことに、実況や解説の声はよく聞こえないのに、甲子園のスタンドの歓声や応援が、室内に響いているのです。サウナサラウンドとでも言うのでしょうか。

水風呂は15度。キンキンです。しばらく水風呂につかって、浴室内のベンチで小休憩していると、体の表面は冷え冷えなのに、体の芯から汗がどんどん出てくる。この感覚がたまりません。

全体に昭和の残り香を感じる雰囲気で、物事をわかった大人の客のための店です。私もサウナーとしてワンランク上がった気がします。

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