楽園追放

寒いですね。
まだところどころに先日の雪が残っているせいか、街をわたる夜風の冷たさが身にしみます。
家に帰っても、ボロ家の拙宅はすっかり冷えきっていて、といって部屋を暖めて待っている人がいるわけもなく。
この冬は数十年ぶりの低温だそうですが、確かに例年に増して身体に堪える気がします。
例えば落語に出てくる長屋など、当時は相当な寒さだったと思いますが、昔の人はよく耐えていたものです。空調に慣らされた現代人の生理では、江戸時代を見習えと言われても無理でしょう。
そこでサウナです。
外がどんなに寒くても、サウナ施設の中は館内着一枚で快適に過ごせる温度が保たれています。
まさに楽天地、楽園、パラダイスです。
前に書いたように、現在楽天地スパは特別に深夜料金がかからないのですが、思えばこの寒い時期にビルの改装工事の期間が重なってよかった。工事の方のご苦労はお察ししますが…。
さて、そんな楽園の日々も、今日1月31日をもって終わろうとしています。
この半月の間、寒さに震える下界から逃れて、何度も夜を過ごしました。
明日の朝には、この楽園から去る時が訪れます。

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