サウナート

相変わらずサウナには行ってまして、先日も神戸、名古屋のサウナツアーに行ってきたところです。
ところでサウナ施設で館内を見るでもなく見ていると、思いのほか絵画の類が飾ってあることに気がつきます。多くは作家名の表示もなく、市井の画家なのかも知れませんが。私はこういったサウナで見かける作品をサウナ+アートでサウナートと呼ぼうと考えています。
先日、神戸のサウナで1枚の絵を見かけました。どこかスペインの風景を描いたらしい、赤茶色の大地と青い空の対比が印象的な画面の下には珍しくタイトルと作家名が添えられています。「斎藤吾朗」…。この名前はどこかで見た気がします。

調べると、やはりそうでした。名古屋でしばしば出かける栄のサウナの階段の壁に掛かっている大きな絵画の作家も斎藤吾朗さんなのです。確かに赤茶色の色調は通じますが、こちらの作品は大画面にシニカルで土俗的なモチーフをちりばめたものだったので、にわかには同じ作家と気がつかなかったのです。

ちなみにこの神戸と名古屋のサウナは特に系列店というわけでもないはずです。
寡聞にして知りませんでしたが、斎藤吾朗さんは愛知県西尾市にアトリエを設けて現在も活動中のようです。
他にも斎藤吾朗さんの作品を置いているサウナはあるのでしょうか。ひょっとして各地のサウナに自作を寄贈しているのだったりして…。

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